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ベダ・ボルゼニウスとカルソニックの新たな展望...

ベダ・ボルゼニウスとカルソニックの新たな展望

2016年11月、KKR傘下の投資ファンドが保有するCKホールディングス株式会社がカルソニ
ック・カンセイ株式会社の全ての既存株式を購入した。2018年10月には、カルソニック・
カンセイがフィアット・クライスラーの自動車部品部門のマグネッティ・マレリを買収し
、その結果、世界で7番目の規模の自動車部品メーカーが誕生した。

これらの変更により、会社の経営の主導権が昨年の4月1日から変わり、ドイツ人のベダ・
ボルゼニウスが持つようになった。

上記CEOは、世界レベルの自動車産業に30年以上の経験を有する専門家で、カルソニッ
ク・カンセイに赴任する前は、ジョンソン・コントロールズの自動車部品メーカーに関与
し、アジア太平洋地域の取引の副社長として、中国、ドイツ、米国で様々な分野の責任者
であった。それ以前は、約20年近くロベル・ボッシュに勤務し、電子ユニット部門の社長
までになった人物である。

現在、ボルゼニウスは、カルソニック・カンセイで、短期目標二つを達成することで、新
たな繁栄をもたらそうとしている。
日産依存率を減らし、取引先の多様性を目差す

2013年より、森谷弘史社長の下、カルソニック・カンセイは、大きく成長してきた。それ
まで、取引先は85%が日産であった。2021年までに依存率を70%まで下げることを新し
いCEOは目標の一つにしている。

マグネッティ・マレリ、カルソニック・カンセイ共、取引先を共用することを目差し、ま
ずは、カルソニック・カンセイが、クライスラー、フォルクスワーゲン、BMW、ダイムラ
ーとの取引きをすることから始め、カルソニック・カンセイは、マグネッティ・マレリが
日本や韓国で取引先を拡大できるよう支援することを目差す。

電気自動車生産に参入

カルソニック・カンセイの新しい体制のもう一つの目標として、電気自動車の部品生産へ
参入し、その割合を増やすことがある。

カルソニック・カンセイは、独自にインバーター、バッテリー制御システムを生産し、売
却したマグネッティ・マレリは、電気自動車用パワートレインの構成品を製作している。

現在、カルソニック・カンセイは、コックピット・モジュール、熱交換器、排気製品、電子
製品などを含む自動車部品メーカーのリーダー的存在であり、世界中に市場を持ち、世界
中の79の拠点で、合計2万2千名の従業員を有している。
アグアスカリエンテス工場は、1億5千万ドル以上を州内に投資し、3600人以上の従業員
を有する。

素晴らしい組織文化により、質の良い製品を生産し、州内で働きたい企業ランクの認定を
受けている数少ない会社で、アグアスカリエンテスで仕事を探す場合は、最高のオプショ
ンの一つとなっている。

2019年の日本訪問先にカルソニック・カンセイは含まれている。